大洗磯前神社(おおあらいいそさき じんじゃ)

ご由緒
「文徳天皇実録」によると、856年(斉衡3年)に常陸国鹿島郡の大洗磯前に神が表れたという。ある夜、製塩業の者が海に光るものを見た。次の日、海辺に二つの奇妙な石があった。両方とも一尺ほどだった。さらに次の日には20あまりの小石が怪石の周りに侍坐するように出現した。怪石は彩色が派手で、僧侶の姿をしていた。神霊は人に依って「われは大奈母知(おおなもち)・少比古奈命(すくなひこなのみこと)である。昔、この国を造り終えて、東の海に去ったが、今人々を救うために再び帰ってきた」と託宣した(斉衡3年12月戊戌条)。 この2神のうち、大己貴命(大奈母知)を大洗に祀り、少彦名命(少比古奈命)を酒列に祀り、両社の創建となったという。
住所
311-1301
茨城県東茨城郡大洗町磯浜町6890
御祭神
大己貴命(おおなむちのみこと) 配祀:少彦名命(すくなひこなのみこと)
電話番号
029-267-2637
営業時間
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標高
28m
社格
名神大社、国幣中社、別表神社
系列
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公式ページ