王子稲荷神社(おうじいなりじんじゃ)

ご由緒
今から 1000年の昔「岸稲荷」と称して、この地にまつられたお社で、社記に平年中に源頼義、奥州追討の湖り、深く当社を信仰し関束 稲荷総司と崇むと、伝えており、1060年の平安朝中頃には相当の社格を有 していたものと考えられる。元亨2年(1322年〉に近隣の地 に領主豊島氏が、紀州の熊野神社 を勧請し王子神社を祀った処から 地名も王子と改まり、当社も王子 稲荷神社と改称された。江戸時代は、所謂「神仏習合時代」で、当社の御祭神についても、新編武蔵風土記、江戸名所図絵等に 「本地は聖観世音、薬師如来、陀択尼天なり」と記されている。明治維新まで 禅夷山東光院金輪寺が別当として 王子権現(王子神社)と共に管掌し 住民は「王子両社」と称して等しく、氏神として崇めて来た。現在は明治政府の神仏分離政策に より廃仏棄釈が行なわれ、金輪寺 そのものは二坊を残して廃寺となっている。
住所
114-0021
東京都北区岸町1-12-26
御祭神
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)、宇気母智之神(うけもちのかみ)、和久産巣日神(わくむすびのかみ)
電話番号
03-3907-3032
営業時間
-
標高
12m
社格
無格社
系列
稲荷神社