蘇我比め神社
- ご由緒
- 当社の具体的な創建時期は不明となる。神話においては、かつて、日本武尊が東征の際、相模国から上総国へ渡ろうと走水の海(浦賀水道)に出たところ、 渡りの神が波を荒立て暴風が起こり、乗船していた船も危うくなる。すると、妻の(妾、巫女説もあり)弟橘姫命が海神の心を鎮めるため海に身を投じて、荒波は治まる。結果、日本武尊は無事に向こう岸へたどり着くことができたという逸話がある。社伝によれば、そのとき弟橘姫に付き従ってきた5人の女性も一緒に入水したものの、一人だけ浜に打ち上げられ、存命したとし、それが、当社の主祭神となる、蘇我大臣の娘となる蘇我比咩となる。蘇我比咩は里人の看護により蘇生し帰都に至るも、その後、日本武尊が東征の途上で亡くなったことを聞き、その霊を慰めるために社を建てて祀ったという。すると、後々、これをしった応神天皇は大層感激し、蘇我一族をこの周辺の国造として派遣されたという。そして、蘇我一族が崇敬していた春日大社と比め神社のご分霊を勘定し、当社と創建したという。
- 住所
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〒260-0822
千葉県千葉市中央区蘇我町1-188
- 御祭神
- 蘇我比咩神(そがひめのかみ)、千代春稲荷神(せんだいはるいなりのかみ) 配祀:天照大神(あまてらすおおかみ)、春日神(かすがのかみ):〈武甕槌神(たけみかづちのかみ)、経津主神(ふつぬしのかみ)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)、姫大神〔ひめのおおかみ)〉、八幡大神(やはたのおおかみ)、品陀和氣命(ほんだわけのみこと)、大帯比売命(おおたらしひめのみこと)、比売大神(ひめのおおかみ)
- 電話番号
- 043-261-3450
- 営業時間
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- 標高
- 3m
- 社格
- 式内社(小)・郷社
- 系列
- 春日神社、八幡宮