蘇我比咩神社(そがひめじんじゃ)

ご由緒
古記によりますと、第十二代景行天皇の皇子であらせられた日本武尊命が東国地方を統一すべく勅命を受け弟橘姫を始め多数の家来を引きつれ軍船に乗りて、 千葉沖に差しかかったとき、風雨が強くなり船は進まず沈没の危険にあいました。 このとき弟橘姫は「龍神の怒りに触れた」とこれを静め和げんと同道して来た五人の姫達と共に身を海中に投じました。 そして日本武尊命は無事航海をつづけられたそうです。 身を投じた五人の姫の中に蘇我大臣の娘たる比咩がおり、この方がこの下の海岸に打ち上げられました。 里人等の手厚い看護で蘇生することが出来、無事に都に帰りました。 又里人達は日本武尊命が日嗣の皇子でありながら東征の途中にて崩せられ皇位を継承するに及ばなかった事を聞き及び、その霊をなぐさめんと社を建て神として祭りました。 この里人等の行為に深く感激した第十五代応神天皇は、特別の命により蘇我一族をこの周辺の国造として派遣し政治をおこなわせました。 蘇我一族は、代々「春日神社」「比咩神社」を守護神としており、両神社の御分霊をいただき「蘇賀比咩神社」を建立しました。 「延喜式巻九神祇神名帳千葉群記載。」その徳は山より高く海より深く「春日様」「下總の国香取神明様」と下總の国の守護神として人々に敬神されました。
住所
260-0822
千葉県千葉市中央区蘇我2丁目2−7
御祭神
天照皇大神(あまてらすすめのおおかみ)、応神天皇(おうじんてんのう)、蘇我比咩大神(そがひめのおおかみ)、御霊神、倉稲魂神(うかのみたまのかみ)
電話番号
043-261-3450
営業時間
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標高
3m
社格
郷社
系列
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公式ページ