蔵前神社(くらまえじんじゃ)

ご由緒
元禄6年(1693年)、徳川綱吉が山城国男山の石清水八幡宮を勧請したことに始まる。以来、社領200石を寄進され、江戸城鬼門除け、徳川将軍家の祈願所として崇敬を受けた。当時の正式な社号は石清水八幡宮だったが、一般には蔵前八幡、東石清水宮と呼ばれ、別当は新義真言宗の雄徳山大護院であった。天保12年(1841年)には日本橋の成田不動(成田山御旅宿)が境内に遷され、宝暦7年(1757年)以来たびたび勧進相撲が行われ、回向院・富岡八幡宮とともに三大拠点の一つとして、有名であった。その後、明治元年(1868年)の神仏分離令により、別当大護院は廃絶し、成田不動は翌2年に深川に移されて深川不動堂となった。同6年(1873年)には社号を石清水神社としたが、同19年(1887年)、もとの石清水八幡宮に復した。しかし、大正12年(1923年)の関東大震災、昭和20年(1945年)の東京大空襲で社殿を焼失。昭和22年(1947年)、隣接の稲荷神社と相殿の北野神社を合祀し、同26年(1951年)に蔵前神社と改称し、現在に至る。
住所
111-0051
東京都台東区蔵前3-14-11
御祭神
誉田別命(ほんだわけのみこと)、息長帯比売命(おきながたらしひのみこと)、姫大神(ひめのおおかみ)、宇迦之御魂神(うかのみたのかみ)、菅原道真公(すがはらみちざねこう)、塩土老翁神(しおつちのおじ)
電話番号
03-3851-0617
営業時間
-
標高
2m
社格
郷社
系列
八幡宮