竈門神社(かまどじんじゃ)

ご由緒
天智天皇3年(664年)に大宰府が設置されたとき、鬼門 (北東)に当たる竈門山(宝満山)の麓で鬼門除けの祭祀が行われ、白鳳4年(673年)、その地に社殿が造られたと伝えられる。『延喜式』では名神大社に列し、九州の総鎮守とされた。天智天皇12年(673年)、心蓮(しんれん)という僧が山中で修行中に玉依姫が現れたとされることにより、朝廷によって社殿(上宮)が建てられた。平安時代には唐に留学する最澄や円仁が渡航の安全を祈り、空海等にも縁のある信仰の山である。明治の神仏分離・廃仏毀釈により、仏教色の強い竈門山寺は建物のほぼ全てが破壊され、わずかに残った一つの社殿が村社竈門神社とされた。その後、祭神が神武天皇の母神の玉依姫命であり、かつての式内社、九州総鎮守であることなどから、明治28年(1895年)、官幣小社に昇格した。
住所
818-0115
福岡県太宰府市内山883
御祭神
玉依姫命(たまよりひめのみこと)、応神天皇(おうじんてんのう)、神功皇后(じんぐうこうごう)
電話番号
092-922-4106
営業時間
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標高
176m
社格
式内社(名神大)・官幣小社・別表神社
系列
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公式ページ