牛嶋神社(うしじまじんじゃ)

ご由緒
貞観2年(860年)、慈覚大師の御神託により須佐之男命を郷土守護神として勧請し、創建されたといわれる。治承4年(1180年)には、源頼朝が大軍を率いて、下総国から武蔵国に渡ろうとした時、豪雨による洪水のためなかなか渡ることができずにいたところ、武将千葉介平常胤が祈願し神明の加護によって全軍無事に渡ることができたと言われ、頼朝はその神徳を尊信し、翌養和元年(1181年)に社殿を造営して多くの神領を寄進させた。その後、天保7年(1538年)6月には後奈良院より「牛御前社」の勅号を賜り、永禄11年(1568年)には北条氏直が関東管領であった時、大道寺駿河守景秀が神領を寄進している。江戸時代には鬼門守護の神社として将軍家から篤い崇敬を受けた。明治維新までは、本所表町の牛宝山明王院最勝寺が別当寺として管理していたが、明治初年の神仏分離令の後は、「牛の御前」の社名を牛嶋神社と改め、現在に至る。
住所
131-0033
東京都墨田区向島1-4-5
御祭神
須佐之男命(すさのおのみこと)、天穂日命(あめのほひのみこと)、貞辰親王命(さだときしんのうのみこと)
電話番号
03-3622-0973
営業時間
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標高
1m
社格
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系列
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