雄山神社 中宮祈願殿(おやまじんじゃ ちゅうぐうきがんでん)

ご由緒
中宮祈願殿は、かつて中宮寺(芦峅寺)と呼ばれた神仏習合の施設。芦峅寺における立山信仰の拠点である。 立山の主峰「雄山」を正面に頂く位置にあり、開祖佐伯有頼は、この地で晩年を過ごした。古来より武将や公家の信仰も篤く「お姥様」への献上品が奉納された。 周辺に宿坊や、女人救済のための行事を行なう布橋などがある。 女人禁制の立山信仰において、立ち入る事が出来た最終地でもある。芦峅寺の信徒は、「一山会」と呼ばれる独自の組織をなしていた。彼らは16世紀以降、諸国配札檀那廻りを行い、立山の縁起図や立山牛王紙、そして薬草や薬紛などを配置し、翌年に代金を受け取っていた。越中売薬の起源とも呼ばれる組織である。境内奥に西本殿(立山大宮)と東本殿(立山若宮)がある。「祈願殿」は江戸時代までは大講堂と呼ばれていた建物で、雄山大神を始めとする立山山中36社の神が合祀されている。
住所
930-1406
富山県中新川郡立山町芦峅寺2番地
御祭神
天手力雄神(あめのたぢからおのかみ)、伊邪那岐神(いざなぎのかみ)
電話番号
076-482-1059
営業時間
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標高
412m
社格
式内小社・越中国一宮、国幣小社、別表神社
系列
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公式ページ